2020.03.09

広報室

EYS音楽教室 講師向けコンプライアンス研修動画に 渋谷カケル法律事務所 高木先生にご出演いただきました!

〜アーティストに寄り添った企業コンプライアンスのあり方とは〜

2020年2月19日、EYS音楽教室の講師向けコンプライアンス研修動画の撮影を行いました。今回の動画作成にあたり、渋谷カケル法律事務所の高木啓成先生に、監修、ご出演いただきました。

高木先生は、HKT48をはじめとする、様々なアイドルに楽曲を提供する作曲家としても活動されている、異色の経歴の持ち主。研修動画では、一般的に求められるコンプライアンスの知識はもちろん、音楽教室という特殊な環境や、アーティストとして意識すべき法律など、音楽に関わる立場ならではのコンプライアンスのあり方について、解説いただきました。

渋谷カケル法律事務所 高木啓成先生プロフィール

福岡県出身。一橋大学法学部卒業。第二東京弁護士会所属。

弁護士をしながら、作曲家としても活躍。HKT48をはじめとする様々なアイドルに楽曲提供をしている。

本日は動画の撮影ありがとうございました。弊社は音楽学習事業を主とした会社なのですが、先生が作曲を始められたきっかけを教えていただけますか?

作曲を始めたのは中学生の頃からです。友達とバンドを組んでいて、僕はドラムを担当していました。作曲は独学で、キーボードを使って、譜面に書いていましたね。

その後しばらくは作曲から離れていたのですが、本格的に再開するきっかけとなったのは、弁護士になってから、アニメ「けいおん!」を見たことです。「やはり自分も音楽がやりたい!曲を作りたい!」と強く思いました。

当初はバンドも組んでいたのですが、社会人同士で予定を合わせて活動することはなかなか難しく、作曲であれば自分のスケジュールで進めて、自分の責任でできることから、徐々に作曲にシフトしていった感じです。

どのような楽曲を手がけられているのですか?

アイドルへの楽曲提供が主です。初めて曲が採用されたのは、コンペに出して、確か70曲目でしたね!とても嬉しかったです。

最近は書籍の執筆活動などもあり、なかなか時間が取れていないのですが、基本的には月に2曲書くことを目標にしています。年末にも、デビュー予定の某地下アイドルグループに楽曲を提供しました。

高木先生が音楽関係の法律に深く関わられたきっかけは何だったのでしょうか。

僕は、もともと音楽専門の法律家というわけではありません。

しかし、自分も音楽を再開してバンド活動を行っていた時期、2011年くらいは、空前のアイドルブームで、芸能プロダクションが増加したんですね。「あのドラム、弁護士らしいぞ」なんてちょっと話題になったりして、そのきっかけで彼らの顧問弁護士などを務める機会が増え、専門性を深めました。音楽ですと著作権などがよく取り上げられますが、著作権法という教科書的な話と、実際の音楽実務、例えば契約面では全然違ったりするので、両面から学んで、だんだん詳しくなっていきました。

2nd Community株式会社も、EYS音楽教室の講師やアーティストを抱える企業として、法律やコンプライアンスをどのように捉えていくべきでしょうか。

これまで、アーティスト側に立って法律やビジネスを考えている会社は、少なかったように思います。例えば、何か問題行動を起こしたアーティストは、切り捨ててしまったり…

しかし、今はアーティストに寄り添う方向にシフトしています。彼らを雇用する企業として、「従業員が勝手に問題を起こしたんだ、企業の責任ではない」という姿勢は、消費者や社会には理解されにくいでしょう。アーティストを切り捨てるのではなく、抱える企業の責任として守っていくほうが、社会的にも受け入れてもらいやすい。それが、現代の価値観だと思います。

そして、クリエイティブな職業には繊細な方も多いですよね。何かの失敗をきっかけに、傷ついて無難にまとまってしまうと、一気に表現がつまらなくなってしまうこともあります。彼らの才能を守り、伸ばしていくためにも、アーティストを抱える企業が寄り添い、指導していくことが必要だと思います。

今回のコンプライアンス研修では、音楽著作権についてもお話しいただきました。

最近は、音楽著作権についてのニュースを目にする機会も増えたように思います。世間的にも注目が集まっているのでしょうか。

昔は、著作権法は司法試験の試験科目でもなく、マイナーな法律だったんですよ。

数年前から、ブログのコピペ問題や、オリンピックのロゴデザイン問題などが話題となり、世間的な注目が高まりましたね。そして何よりも、誰もが自分自身の作品を発表する機会が増えたことが、大きな要因だと思います。

僕が憲法を勉強していたころは、表現の送り手と受け手は、完全に分離したものとして考えられていました。だから「知る権利」が必要だと説明されていたわけです。

しかし今は、WEBやSNSの普及により、誰もが表現の送り手になり得る時代ですよね。そうすると、誰もが著作権を侵害される可能性もあるし、侵害してしまう可能性もあるという意味で、より身近になっているのではないかと感じますね。

音楽を職業とするアーティストや講師の方々には、正しく理解し、ご自身の活動にも活かしていただきたい法律ですので、今回の研修内容にも盛り込ませていただきました。

貴重なお話をありがとうございました!

今後とも、EYS音楽教室をよろしくお願いいたします。

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