Kidsプログラムスタートにかけた想い

2017年2月にスタートしたEYS-Kids。その立ち上げには、子どもたちが音楽を楽しめる環境を作りたいという熱い思いがありました。その思いを形にすべく奔走した、担当者に当時の話を聞きました。

■子どもたちの「やってみたい」を大切にする音楽教室を

子ども向けの音楽教室は、世の中にたくさんあります。しかし、一般的にピアノ、ヴァイオリンが中心で、子どもがレッスンを受けられる楽器は実は少ないことをご存知でしょうか?カリキュラムも「楽器を問わず、はじめは鍵盤レッスンから」と決められているケースが多いのです。

もちろん、ピアノやヴァイオリン以外の楽器も、個人で経営されているような小さな教室であれば、子ども向けレッスンがありますが、教室に入る前に楽器を決めてしまう必要があるので、思い切って始めるにはなかなかハードルが高いのが現実です。

しかし、ピアノやヴァイオリン以外の楽器に興味を持つ子どもだっているはず。

小学生で音楽教室を辞めてしまう子どもがたくさんいるけれど、自分にあった楽器を見つけることができれば、楽しく音楽を続けられるのではないか…

「子どもたちに様々な楽器を演奏するチャンスを与えたい!」

そんな思いからEYS-Kidsは立ち上がりました。

■選択肢を減らさないカリキュラム作り

EYS-Kidsで最もこだわった点、それは「どんな楽器にでも挑戦できるカリキュラム」。他の教室では珍しい、和太鼓やサックス等の管楽器でも子どもからレッスンを受講できるようにしました。

さらに、楽器を決めてしまわないレッスンスタイル「オールフリー制度」を導入。オールフリー制度は、楽器はもちろん、講師やレッスンの日程も毎回変更することができます。毎回違う楽器に触れ、自分のお気に入りを見つけることができるように考えたのです。

また、体が小さなうちは子ども用サイズの楽器が必要です。この楽器、通常であれば購入が必要ですが、体の成長に合わせて段階的な買い替えが必要なので、ご両親にとっては負担の大きな部分。

そこで、EYS-Kidsでは弦楽器の子ども用サイズを自社で開発してプレゼントすることにしました。サイズが合わなくなってきたら、新しい楽器と無料で交換することもできます。費用面の負担を減らすことで、ご両親のハードルも下げるような工夫をしています。

まずは様々な楽器に触れ、子どもの音楽の選択肢を減らさない環境作りを最優先に取り組んだEYS-Kidsの立ち上げ。

確かに子どもが大きな楽器を扱うことは非常に難しいため、講師からも不安の声があがりました。しかし、地道に説明を続け、EYS-Kidsのコンセプトを理解してもらうことで、協力者を増やし、実現したのです。

■子どもたちと音楽との出会いも応援

また、EYS-Kidsではレッスンだけではなく、子ども向けの音楽サロンを開催し、様々な音楽や楽器との出会いを応援する環境もつくりました。

普通のコンサートだと「途中でぐずりだしたらどうしよう…」など、心配事が多く、ご両親としてもなかなかお子さんを連れて行きづらいですよね。そこで、寝ても泣いてもOK!でも本格的な音楽に触れることができる、子ども向けサロンコンサートを企画しました。何でも触ってみたい子どもたちの興味に応えることができるよう、楽器に触ることができるコーナーも作りました。

ご両親からもとても人気で、現在も全国で年4回開催しています。

クラシックだけでなく、今後はジャズコンサートも開催予定。音楽のジャンルも広がり、これからさらに充実する予定です。

■一生音楽を楽しむことができる人を育てたい

子どもも大人も「音楽に挫折せずに、音楽を楽しむことができるようになってもらう」ことがEYS音楽教室のコンセプト。子どもたちの「やってみたい」という気持ちを何よりも大切に、正面から向き合うことからスタートしました。

いつか音楽教室を辞めてしまったとしても、人生や生活の中で音楽を愛し、楽しんでもらうことができるよう、これからもEYS-Kidsは成長を続けます。

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2nd Community 広報
2nd Community株式会社の広報です。EYS音楽教室や当社が運営する各教室のの最新ニュースやプレスリリースを更新します。

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